チリの

落盤事故の報道体制の過熱ぶりに呆気にとられています。どの新聞、どのテレビニュースを見ても、救出成功とその裏にある個人のエピソードの披露に躍起になっているからです。挙げ句の果てには、事故の映画化や手記の出版なども予定されているとのこと。確かに、今回の事故で作業員の方々が無事に救出されたのは喜ばしいことですが、どうもメディア側には、感動のエピソードを伝えておけば、視聴率がとれる、映画のチケットや本が売れるといった安直な考えが透けて見えます。裏を返せば、視聴者や読者が軽く見られているということでもあるでしょう。私などは、映画や本のキャッチフレーズに「感動」や「涙」という文字が使われている時点で、興味をなくしますが…

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